[審査講評]
緑と水のある恵まれた立地のIT企業本社ビルである。社員の約70%がモバイルワーカーといわれる「仕事のかたち」を反映させた「オフィスのかたち」にふさわしいデザインである。特に建物の中央の吹抜空間はワーカー移動の回廊機能をはたす動線のコアであり、手摺を兼ねた杉のカウンターテーブルは「止まり木的集い空間」でもある。また「テラスのリフレッシュ空間」や「掘り炬燵スタイルの会議空間」など随所にユニークな仕掛があり、これからの働きの場の在り方を示唆する魅力的なオフィスである。
(撮影:上・中/後藤晃人・下/吉田誠) |