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JID中日本エリア学生賞2021 名古屋造形大学


名古屋造形大学
建築・インテリアデザインコース

出田 開( Mirai Ideta )さん


「防災の新しい形」
近年、大型の台風やゲリラ豪雨などの短時間での局所的な豪雨が多発しており、それに伴って川の増水による堤防の決壊や川の氾濫などの水害が増加しています。こういった水害はこの先も増加していくとみられています。
 しかし、水害に対する意識や対策はなかなかこういった現状に追いつけておらず、遅れています。 地域住民の中でもハザードマップを把握していたり、避難所の場所を把握している人は少なく、水害が想定されている地域の住民の意識もそこまで高くはありません。 このままでは急な豪雨や増水によって水害が発生した時に、避難が遅れてしまい、甚大な被害になってしまうことが想定されます。

こういった現状を踏まえて、私は水害が起きた時に地域住民がわかりやすく、安全に避難できるような「避難路」を設計します。

しかし、ただ安全に避難できるものを作るだけでは住民たちの避難路のルートを把握することはできないのではないかと考え、日常的に避難路を活用できる設計にしました。 「避難路」は市場やビニールハウス、あるいは作物の収穫のための作業のスペースなど、「避難路」が通る場所によって用途を変えます。

このように日常的に「避難路」を使うことで、住民は生活の一部にこの「避難路」を体感し、防災意識を生活の中で育むことができます。


評価のポイント:
昨今の集中豪雨による洪水に対し、河川流域の住民を安全に避難させるための避難路計画。 田園風景の中に馴染む木造陸橋によって、普段の生活の中で活用できる避難路をデザインしている。 彼の地道な敷地ルート探索と構造検討、デザイン表現を高く評価します。