The Japan Interior Architects / Designer's Association
Monthly Report
No.261 Jul, Aug, Sept, 2013
 

 今夏、私はロンドンに1ヶ月半、英国Interior Design Professional Diploma取得のため留学しました。このコースは11ヶ月間英国からのSkype授業と課題研究、そして英国でラスト1ヶ月カレッジでの集中講義、ファイナルプレゼンテーションに合格し英国の正式なディプロマ(資格免状)取得という、プロの為の新しいプログラムを受講し、無事取得出来ました。

スクールなので朝10時〜夕方5時まで英語での授業に加えて、日本での業務とたくさんの宿題をこなす大変な日々の連続でした。しかし世界のマーケットやトレンドを牽引している英国インテリアデザイナーからの直接の講義、またサイトビジット授業で訪れた数々の歴史建築、ホテル、フィールドワークで訪れた多くのショールーム、実際の英国インテリアを肌で感じる事が出来きました。

この素晴らしい授業内容で、充実した日々が送れた事は言うまでもありません。

また今回、JIDも加盟していますIFIメンバー、BIID(英国インテリデザイン協会British Institute of Interior Design http://www.biid.org.uk/)のメンバーシップ取得も出き、ダブルで1年間の集大成となりました。




ケンジントンガーデンのDecorex仮設テント

 
 この時期9月のロンドンは、デザインウィークで大変華やかです。

街中のあちこちでインテリアのエキシビジョンが行われていて、最高に良い時期です。

日本ではあまり紹介されていない「Decorex International 2013」は、ケンジントンガーデン内、ウィリアム王子キャサリン妃が住むケンジントン宮殿すぐ横の仮設テントで開催されています。こんなステキな場所でインテリアのエキシビジョンがおこなわれる事も驚きです。仮設テントと言っても床にはパープル色のふかふかのカーペットが敷かれ、トイレの中まで素敵な壁紙が貼られていて、品の良さが漂っています。中には300を超える高級ブランドメーカー展示があり、アクセサリーから絨毯、テキスタイル、家具、装飾の凝ったクラシカルなインテリアからモダンまで、様々なクオリティの高いインテリアが並びます。イギリスの中でもプレゼンスの高いエキシビジョンです。


ケンジントンガーデン内の
ブリティッシュガーデン

 
 

ウィリアム王子キャサリン妃が住む
ケンジントン宮殿

 


Decorex仮設テントの高級カーペット

 
 

Decorex会場内

 


Decorex会場内 家まで建ててしまいます

 
 

仮説テントとは思えないDecorex会場トイレ

 

大小のメーカーのほんどが、日本では見られないメーカーです。イギリス国内需要で十分やっていけるので、あえて海外に出ないメーカーの出展が多いらしく、同業の絨毯やファブリックメーカーがこんなに多くあっても成り立って行く英国のマーケット市場のすごさに驚き、また大変刺激を受けました。


イギリスの壁紙メーカーの
お洒落なディスプレイ

 
 

高級ファブリックの数々

 


ペンダント照明もゴージャス

 
 

英国で人気の「ラグカンパニー」

 

 英国は今エクレクティックインテリア(いろんなスタイルを掛け合わせる折衷インテリア)がポピュラーで、トラデッショナルなインテリアの中にインダストリアルや、アーティスティック物を組み合わせたり、様々なインテリアスタイルを掛け合わせて新しいユニークな雰囲気を作り出しています。

 

デコラティブなインダストリアル、エクレクティック

 


メゾン・エ・オブジェの今勢いのある「ANDREW MARTIN」
やはりエクレクティック

 
今回途中で訪れたパリのメゾン・エ・オブジェ展示会でも、様々なたくさんのエクレクティックが見られました。ロンドンで数年前から流行し、ヨーロッパ中に広くポピュラーになりつつある事が今回の展示会でも伺えました。


ロンドンは街自体がエクレクティックだとも感じました。1800年代の歴史的建物が多く残る、中世からの面影を色濃く残すウエストロンドン、戦火で焼けてしまったのでどんどん新しいビルが立ち並び、日々姿を変えるアーティスティックなイーストロンドン。その全く違う顔が、上手く街のバランスをとっているのです。

 
 

サイトビジットで訪れたSt. Pancras Hotelは駅内に位置する エレガントなホテル。
東京ステーションホテルの参考になったホテルです。

 

一般住宅でも100年、200年という住宅が当たり前で、古い家具を代々受け継いで行く英国だからこそ、新しい物とのバランスの取り方が自然に身について、それがエクレクティックという面白く新しいインテリアスタイルを生み、定着させていったと聞きました。本当にロンドンインテリアは奥が深く面白いです。


アーティスティックなイーストロンドン

 

アーティスティックなイーストロンドン

 




Part-2〜3では、ダイナミックなイギリスのインテリアマーケットを

さらにじっくりご紹介したいと思います。

 
ロンドンのインテリア Part-1
西日本エリア 安藤 眞代
  Topics
中日本エリア1
261-04.html
中日本エリア2
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西日本エリア
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